痒い所に手が届くファンタジー「メイドインアビス」

OP好きすぎて聴くたび泣きそうになります。

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アニメ、メイドインアビスを視聴しました。

 

最高に面白かったです。

 

ガチガチのファンタジー作品に接することは久しぶりだったので、初めてFF4をやった時や初めてPSPでモンハンをやった時の気持ちを思い出しました。

 

これなんだよ、ファンタジーってやつはよぉ!!と

 

あのときのわくわくどきどき、ここではないどこか別世界へ思いを馳せるのはいつになっても夢中にさせられます。

 

ファンタジー作品を観たりすると、どうしても作品の世界観に疑問を抱くことがあるんですよね。

 

この世界での生活の収入源は?通信手段は?食料はどうやって調達してるの?そもそも神的な存在ってなんだよ

 

みたいなことを考えられずにはいられませんでした。そのうえ作品上ではそれらのことにほとんど言及されないので歯がゆい思いをした人も多いのではないかなと。

 

しかしメイドインアビスでは世界観設定が緻密も緻密。大穴の街での生活、食べ物の名前、モンスターの生態、などなど細かく物語の中で言及されるので、想像が止まりません。

 

特に物語の核となる大穴、アビスについての設定はまだ謎の部分も多いのですが、アビスの不思議な現象を、特殊な力場によるものだとしているのがとても興味深いです。理論的に説明されるのかな。

 

このような緻密な世界観構成によってこの作品はファンタジーにもかかわらずリアリティを感じる作品です。

 

また、男の子が女の子を守りながら進んで行ったり、冒険の途中で仲間が増えたり、村の人との出会いと別れなど、王道冒険ものとしてのうまみもしっかりと余すことなく盛り込まれていて物語の濃度が高い。

 

さらに物語の中にちりばめられる伏線がどれも不穏。なにかとんでもないものが隠されているんじゃないかと考えてしまいます。個人的にはD.Gray-manの伏線がとても好きで、背後に大きな存在が隠されているんじゃないかみたいなスケール感は最高ですね。

 

ちなみにアニメの最終回はまだ終わってほしくないので観ずに、1話からもう一周観終わって覚悟ができたら最終回を観ようと思います。

 

 

 

 

ゲームとかメディアミックスもされてほしいけど原作のボリュームがすごいからなぁどうなんでしょ

 

総集編映画も観たいな。そして2期決定もおめでたい。

 

アニメ「メイドインアビス」公式サイト

 

メイドインアビスこれからも楽しませていただきます。

 

ではまた。

ただの日記

Twitterに書くのもなんだかなぁと思ってはてなブログに書く。

 

Twitterで垂れ流した文章はタイムラインの海に流れてしまうが、ここはため池のような所で、文章がよどみ続けてくれるので幾分か救われる気がする。

 

散歩が好きだった。

 

一人になることができて、意識や想像が今いる場所を離れていくような感覚がある物事は全般好きだが、特に散歩。

 

散歩をする場所は、知らない土地の住宅街。であればどこでもいい。

 

住宅街を歩いていると、生活を感じられる。

 

家の外観だけ見ていてもどんな人がどんな生活をしているのか想像してしまう。

 

全部自分の妄想だ。

 

そんな妄想ができるのは住宅街だけなのでとても魅力的だった。

 

なんだかそこに住む人々の生活に紛れ込んだような気がしてドキドキする。

 

しかしいまだに自分が何を望んでいるのかわからない。

星野源が人気になりすぎて面白くない人へ。スカートどうですか?

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星野源の新曲「アイデア」すごい反響ですね。オリコンデイリーダウンロード数歴代1位を獲得したらしいですね。朝ドラの主題歌ということで、誰もが星野源の名を知るところになったと思います。楽曲自体も、展開に驚きを感じさせるような工夫や遊び心がふんだんに盛り込まれていて、もう言うことなし!みんな星野源大好きでしょ!

 

と言われて黙ってないのがそこのあなた。

「いや私はsakerockの頃から源ちゃんのファンだった。」

「恋からファンになった乳くせぇ新参が」

「〇代目でも聴いてろ」

 

と思う星野源過激派のみなさんの気持ちよくわかります。あのころ(?)の星野源は私たちの支えでしたよね。そんなここ最近の星野源フィーバーに疲れてしまったあなたに、しばしの羽休めとなるような良質な音楽をご紹介しましょう。

 

タイトルの星野源で釣って単純にアクセス数を増やそうとしたわけではないよ。

 

不健康ポップバンド『スカート』

 

そういや星野源はスカートという曲を作ってましたね。いやもう星野源のことは忘れましょう。

 

スカートというバンドをご存知でしょうか。ご存知の方は手を挙げないでください。

あまりメジャーなバンドではないかもしれないですね。

ではとりあえずお聴きください。

www.youtube.comこの曲は2017年にメジャーデビューした時の曲です。この曲でスカートを知った人も多いのではないでしょうか。

 

そういやスカートが所属していたカクバリズムsakerockも所属してましたね。いやもう星野源のことは忘れましょう。

 

スカートは澤部渡のソロプロジェクトとして始まっています。

そういえば最近abemaTVのあの日村のアレにも出演しているので目にする機会も増えたのか。まぁ澤部渡をググれば周辺情報なんかはすぐ出てくるので説明はしないとして。

 

すぐに聴ける音源の楽曲について紹介しましょう!

 

「すみか」

www.youtube.comそういやsumikaのボーカルの片岡健太って星野源と声が似てるって若干話題になってましたよね。いやもう星野源のことは忘れましょう。

 

なんとなく解説しましょう。

 

 始めのイントロの優しいアルペジオ。優しいですね。と思っていたら突然の不穏なコード!!「やだ、どうしたの!!あたし不安泣きそう」

そして浮遊感のあるコードで放り出されて「いやぁぁいかないでぇぇぇ!!」となっているところからドラムのドンドコドコドコッ、で我に返ってAメロへ。

Aメロは落ち着いています。僕が。

シンプルなバンドサウンドで上品かつかっこいい。この聴きやすさがこの後の複雑な進行に対してバランスをとっているんじゃないでしょうか。

Bメロはイントロの進行になってる。ちゃんと気持ちの落としどころになっていて、来たるべきサビをおぜん立て。

サビです。盛り上がりとともにきらびやかなメロディ。「星屑のすみか」を照らすだなんて、めちゃファンタジー!な歌詞とは対照的に、ここでも不安を感じさせるようなコードで捉えどころのないもやもやで心を動かされる。ベースの音でもグワングワン持ってかれる。サビ終わりでは不安から解放されて広い大空を思わせるようなさわやかさが後を引く。おなかいっぱいです。

 

ちなみにこのPVめちゃくちゃに好きで、この液体と固体が曖昧で輪郭で左右されるところとかマジで最高なんですけどそれについてはまたどこかで記事にします。

 

ともす灯 やどす灯

www.youtube.com間に半角スペース入ってるんですね。

 

この曲もめちゃくちゃに良くてこの曲だけで1記事書けそうな気がするんですけど、ざっくりと紹介していきましょう。

PVが物語になっていて短編アニメーションみたいで観やすいんじゃないですかね。

 

イントロから少ない音数。リズムは歩くテンポを感じさせて童話のような雰囲気ですね。ズンチャッズンチャッ。

AメロとBメロが1番に2回繰り返してるんですけど、Bメロの入りの口笛が切ないのなんのって。PVと相まってじわじわと切なさが押し寄せてくるんですよね。

でサビ。ポップで明るい。「雨」というキーワードが悲しみを連想させる。「てのひらにいっぱい」の雨。なのに努めて明るい。その強がりのような明るさが心に刺さるわけです。

この曲は3分と短めですが、2分以降歌詞がないんですよね。約1分間のアウトロ、必聴です。言葉にできない気持ちを見事に音楽で表現されている部分です。彼の叫びを聞くことができます。PVとの親和性も抜群です。

 

ちなみにこのPVもめちゃくちゃに好きなんですよね。どちらも que さんがPVを制作されています。

↓queさんのポートフォリオサイトです。

quesiva

 

澤部渡さんの作る曲は、さわやかで透明感のあるポップなメロディの中に隠れた切なさだったり孤独感だったりが聴く人に寄り添ってくれているような気がして、聴いていると優しい気持ちになれます。

 

上で紹介した曲以外にもたくさん名曲があります。以下並べておきます。

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どうしてこんなに晴れているのに

どうしてこんなに晴れているのに

  • スカート
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

離れて暮らす二人のために

離れて暮らす二人のために

  • スカート
  • J-Pop
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

soundcloud.com

 

ひびのそれぞれ

ひびのそれぞれ

  • provided courtesy of iTunes

 そういえば劇伴も作られてますね。

 

というわけでスカートどうでしょうか。なんかこう、あれですよね。なんとなく曲を聴いていて星野源のこと思い出しませんでした?結局みんな星野源好きなんですよね。

 

 

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。 

映画「恋は雨上がりのように」感想※ネタバレありかも

映画「恋は雨上がりのように」を観ました。

公開は5月25日で、今更観たんですが

最高に良かった。

この感動を忘れないうちに書き留めておこうと思った次第です。

実は原作漫画を読んでおらず、映画初見です。

拙文ですが、読んでいただきたいです。

ただの恋愛映画じゃない!観た人の心に爽やかな雨上がりの空が


「恋は雨上がりのように」予告

ざっくりとしたあらすじは、17歳の女子高生橘あきらが、バイト先のファミレスの店長に恋をするという話だ。

45歳のおっさんが女子高生に言い寄られるなんて夢のある話だなぁ

と思うなかれ。そんな甘々のラブラブ恋愛映画などでは決してない。

実は主人公あきらは大好きだった陸上を、けがを原因にあきらめた。

でもあきらはどこか、まだ陸上に対する思いを捨てきれないでいる。

お構いなしにあきらは店長にアプローチをかけ続けるが、

そんなあきらの、あきら自身も気づいていないような、彼女の声を店長は優しくすくいあげて、あきらにそっと差し出す。

また店長も、あきらの純粋で、時には乱暴な恋心に触れていくことで、自分の忘れかけていた小説への情熱を再確認する。

親子ほども年の離れた二人の出会いをきっかけに、お互いにあきらめていた夢に向かってもう一度前を向く。

二人の主人公の心には、すがすがしい雨上がりの空が広がったことだろう。

非常にさわやかな、澄んだ青空のような物語だった。

これしかない!と思わせるキャスト音楽演出

発表当時から言われていることだが、キャスティングが最高すぎる。特に主役の二人。

小松菜奈は、あの鋭い目つきが原作のあきらにそっくりだし、大泉洋の、うだつの上がらない中年の深み、にじみ出る大人の優しさ。

二人のやり取りをずっとずっと見ていたいと感じさせる。

また、映像の美しさも素晴らしい。

雨のシーンもただどんよりとしているのではなく、そのなかに雨粒のきらめきを感じられるような映像美だった。

小松菜奈の涼しげなスタイル、走るシーンの躍動感もさることながら、光を受けて画面に映る姿はまぶしくて見とれてしまう。

撮影は冬だったこともあり、空気が澄んで青空の鮮やかさに目を奪われる。それにまた小松菜奈が映える。

印象的な瞳の演技も必見だ。

完全に小松菜奈のファンになった。

劇中の音楽には多数のアーティストが制作に参加している。

澤部渡は個人的にファンで、劇中のポップな雰囲気を作り出す彼らしい音楽だった。

特筆すべきは神聖かまってちゃんの、の子とmonoだ。

図書館のシーンで流れる曲は、ノスタルジックなメロディであきらと店長の二人で過ごす穏やかな時間を彩るものだった。

 

so true love

so true love

  • の子
  • サウンドトラック
  • ¥250
  • provided courtesy of iTunes

 

青春パンクバンドの神聖かまってちゃんだからこその主題歌起用で、(ネットの記事で見たが、原作者が大ファン)神聖かまってちゃんの名曲「フロントメモリー」もこれまた心地よいエンディングの余韻をくれる。

亀田誠二が編曲を担当している。

原曲と一番違い印象的だったのは、ストリングスの音だった。ストリングスが演出する清涼感でエンディングのさわやかさがもう最高潮になった。


鈴木瑛美子×亀田誠治「フロントメモリー」映画「恋は雨上がりのように」主題歌

 

映画HPもぜひご覧あれ。

koiame-movie.com

 

観終わった後に、背筋が伸びるような、忘れたころに自分を律してくれるような

そんな映画だった。

原作漫画を買いました。めっちゃ読みます。

パンフも買います。

 

最後まで読んでくださってありがとうございます。

初めまして。

初投稿です

 

このブログは自分の考えていることをまとめたり

 

メモしたり

 

思考を垂れ流すものです

 

誰かのためになったりならなかったり

 

そういう感じです

 

コメントしていただけるととても嬉しいです

 

ではまた